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『ふつつかな悪女ではございますが』第8巻感想・ネタバレ解説|豊穣祭と外遊編、ついに決着!
『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』第8巻では、外遊編がついに完結。尭明と慧月の支えにより再び前を向いた玲琳は、雲嵐の回復と共に「豊穣祭」の開催を決意します。民の心を動かすための大きな一手として、自ら行動を起こす玲琳の姿は感動的で、まさにヒロインの真価が問われる展開です。巻末には書き下ろしSSや第三幕への序章も収録され、ファン必見の内容が詰まった一冊となっています。
① 作品紹介|『ふつつかな悪女ではございますが』とは?
『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』は、原作・中村颯希先生、漫画・尾羊英先生による、すり替わりから始まる中華宮廷ラブ&政略ストーリー。見た目も評判も悪女とされた玲琳が、本物のお嬢様の身代わりとして後宮入りし、知恵と人柄で次第に周囲の信頼を勝ち取っていく姿が多くの読者の共感を呼んでいます。第8巻では、第二幕「はじめての外遊編」がクライマックスを迎え、さらに第三幕へとつながる転換点となる一冊です。
② 第8巻あらすじ(※軽めのネタバレあり)
尭明や慧月の支えを受けて、心身ともに回復した玲琳。昏睡状態にあった雲嵐も目覚め、回復に向かうなか、玲琳は『豊穣祭』を邑で敢行することを決意します。これは単なる祭ではなく、彼女にとって“反撃の狼煙”ともいえる政治的勝負の舞台。着々と準備が進む中、彼女の決意と行動が、物語を大きく動かし始めます。いざ外遊編、決着の時──!
③ 見どころ1|玲琳の成長と決意
これまで運命に翻弄され、どこか受け身だった玲琳が、自分の意思で行動を起こし、未来を切り拓こうとする姿勢が本巻の大きな魅力。彼女はもう"ふつつか"ではない。国のため、人々のために自ら先頭に立つ姿は、まさに主人公らしい進化を見せています。決意を胸に祭を主導する姿には、応援せずにはいられません。
④ 見どころ2|尭明&慧月の支えと関係性
玲琳を信じて行動する尭明の穏やかな強さ、そして慧月の直球で力強い言葉。この二人の存在が、玲琳の成長を後押ししています。政治的・感情的な支えとして描かれる二人の関係性は、ただの恋愛要素にとどまらず、“信頼と絆”というテーマの大切さを際立たせています。
⑤ 見どころ3|雲嵐の復活と豊穣祭の真意
雲嵐の回復は、玲琳の行動にさらなる正当性と追い風を与える出来事でした。さらに『豊穣祭』という舞台は、単なる祝祭ではなく、民心・信頼・権威の奪還という明確な政治的意味を持ちます。この巻のクライマックスでは、静かな祭のなかに緊張感と戦略が込められており、読み応え十分です。
⑥ 書き下ろしSS&第三幕の序章に注目!
第8巻の巻末には、中村颯希先生による電子限定描き下ろしのショートストーリー(SS)が収録。キャラクターたちの関係性や日常が垣間見える、ファン必読の内容となっています。また、次章=第三幕へとつながる「序章」も掲載されており、新たな展開の始まりを感じさせる導入としてワクワクさせられます。
⑦ 読者の感想・レビューまとめ(SNS・レビューサイトより)
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「玲琳の成長が最高!」「ふつつかじゃない!もはや理想のヒロイン」
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「豊穣祭の描写が美しくて泣けた」「政治×ロマンスがバランス良すぎ」
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「慧月のまっすぐな言葉に救われた」「尭明の落ち着いた優しさが沁みる」
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書き下ろしSSへの満足度も非常に高く、「買ってよかった」「次巻が楽しみすぎる」の声多数!
⑧ まとめ|第8巻は“戦う悪女”の真価が問われた一冊!
『ふつつかな悪女ではございますが』第8巻は、外遊編の集大成として、主人公・玲琳の大きな成長と反撃の始まりを丁寧に描いた一冊でした。仲間たちの支え、民の想い、そして彼女の信念が一つになって動く展開は、まさに胸が熱くなる名シーンの連続。ファンならずとも“今”読むべき作品です。
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