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タミヤ TRF104 シャーシ完全ガイド|スペック・特徴・必要なパーツまで徹底解説!
2025年6月、タミヤのレーシングブランド「TRF」から待望のF1用シャーシ『TRF104』が登場!約7年ぶりに刷新された本モデルは、2.5mm厚のカーボンロワデッキを採用し、走行性能と調整の自由度を高次元で両立した、まさにハイエンドF1マシンの決定版です。本記事ではTRF104のスペック・構造・注目ポイントをはじめ、走行に必要なパーツや購入前の注意点まで、初心者にも分かりやすく徹底的に解説します。F1ラジコンを極めたい方、TRFマシンの最新情報を知りたい方は必見!
1. 【はじめに】TRF104とは?
タミヤが2025年6月28日に発売する「TRF104」は、RC(ラジオコントロール)F1カテゴリにおけるハイエンド競技用シャーシです。タミヤのレースブランド「TRF(Tamiya Racing Factory)」シリーズの最新モデルとして、約7年ぶりのF1カテゴリー登場となります。
このキットは、実際のF1マシンと同様の挙動を追求した設計と、競技志向のユーザーのための拡張性・調整幅を備えています。パーツはすべて組み立て式で、モーターやバッテリーなどの主要機器は別売となるため、「自分で作り上げて調整したい」中・上級者向けの内容になっています。
「走る実験室」としての役割を持ち、レースで結果を出すための性能と、セッティングを突き詰めたいユーザー向けの“本気のF1シャーシ”です。
2. 【ポイント解説】TRF104の注目スペック5選
TRF104の魅力を一言で言えば、剛性と操作性のバランスが極めて高い点です。ここでは特に注目したい5つの特徴を紹介します。
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高剛性・軽量な2.5mm厚カーボンロワデッキ
カーボン素材の採用により、シャーシ全体のねじれ剛性を確保しつつ軽量化。ハイレスポンスな操縦性を実現しています。 -
キャンバー調整可能なフロントサスアーム構成
フロントのロワアームにカーボン、アッパーに樹脂を使用。剛性と調整性の両立に成功し、路面状況に応じたセッティングが可能です。 -
ロール中心を制御するピロボール構造のリヤサス
モーターマウント前後に配置されたピロボールにより、リヤのロール動作を理想的にコントロール。グリップ感と旋回性能が向上します。 -
ピッチング制御は伝統のTRFダンパー+FRPプレート
リアの縦方向の動きには実績あるTRFダンパーを採用。リニアな挙動で、ドライバビリティが格段に向上しています。 -
F103互換による拡張性と幅広いセットアップ
従来のF103シリーズとの互換性があり、既存ユーザーのパーツ資産も活かせます。前幅200mm仕様にも対応可能です。
3. 【パーツ詳細】主要構成の仕組みと特徴
◾ フロントサスペンション
TRF104のフロントサスは、ロワアームが2.5mmカーボン、アッパーアームが樹脂製という異素材構成。これにより剛性と柔軟性を両立しています。特にアッパーアームはTRF421由来の設計で、キャンバーだけでなくキャスター角の調整も可能です。ロアアーム取り付け位置も変更できるため、トレッド幅やサスペンションジオメトリもカスタムできます。
◾ リヤサスペンション
リヤ部にはモーターマウントの前後にピロボールを配置し、ここをロールの回転中心に設定。左右の動き(ロール)にはスプリングと専用ロールダンパーを用い、前後の動き(ピッチ)にはFRPプレートとTRFダンパーで対応しています。この複合的制御により、路面追従性が高まり、レースでの安定性が格段に向上。
◾ シャーシとバッテリーレイアウト
TRF104の心臓部となるシャーシは、2.5mmカーボン製。ここにLFバッテリー(Mサイズ)を横置きで中央に配置し、最適な前後重量バランスを確保。これにより、ターンインから脱出までの動きがよりナチュラルになり、運転操作にダイレクトに反応するよう設計されています。
4. 【走行までに必要なもの】別売パーツ一覧
TRF104は“シャーシキット”であり、走行するには多くの別売パーツを揃える必要があります。購入前に、以下の構成をチェックしておくと安心です。
🔌 電子機器類(RCメカ)
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送信機(プロポ):2.4GHz対応を推奨
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受信機:送信機と同一メーカー・周波数のもの
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ESC(スピードコントローラー):ブラシレス対応が最適
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ステアリング用サーボ:ロープロファイルタイプ(小型・軽量)
⚙ 駆動・電源パーツ
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モーター:540サイズブラシレスモーター推奨
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バッテリー:タミヤLF1100(Mサイズ)またはショートLiPo
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充電器:使用するバッテリーに対応するもの(LiFe/LiPo対応)
🛞 ボディ&走行パーツ
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F1用ボディ(200mm or 190mm幅)
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フロント・リヤウイング
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ホイール&タイヤ:F1用(フロント・リヤそれぞれ必要)
🛠 その他(走行前準備)
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ポリカボディ用塗料
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接着剤(タイヤ・一部パーツ用)
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RC用工具:六角レンチ、プラスドライバー等
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セッティング用パーツ・グリス・オイル類
※「これだけで走らないの?」と感じる方は、RTR(Ready To Run)仕様のモデルが適しています。
5. 【初心者注意】購入前のチェックポイント
TRF104は、初心者向けではありません。以下のポイントに注意して購入を検討しましょう。
❗ 必ず別途用意が必要なものが多い
本キットには、走行に必要な電子機器・タイヤ・ボディ・モーターが一切含まれていません。あくまで「レースで戦えるベースマシン」が提供される形です。
🧰 組み立てとセッティングに一定の技術が必要
シャーシキットは自分で全パーツを組み立て、調整しなければなりません。特にF1カテゴリはセッティングの変化が挙動に直結するため、ある程度の知識と経験が求められます。
🎯 目的が「レース志向」であるか
TRF104は「ハイエンドF1レース専用車」です。見た目だけで選ぶと後悔することもあるため、自身が調整を楽しめるタイプか、または本格レースを志向しているかが選択基準になります。
6. 【スペック一覧】主要諸元を簡潔にチェック
項目 | 内容 |
---|---|
スケール | 1/10 |
全長 | 329mm(※ウイング等含まず) |
シャーシ素材 | 2.5mm厚カーボンロワデッキ |
駆動方式 | 2WD(後輪駆動) |
フロントサス | カーボンロワアーム+樹脂アッパーアーム |
リヤサス | ピロボール構造+TRFダンパー+FRPプレート |
対応バッテリー | タミヤLF1100(Mサイズ)、ショートLiPo対応 |
モーター対応 | 540サイズ(ブラシレス推奨) |
対応ウイング | 汎用F1フロント・リヤウイング |
ボディ互換性 | 汎用F1ボディ(190mm or 200mm幅) |
7. 【まとめ】TRF104が向いているのはこんな人!
TRF104は、以下のような方に強くおすすめできます:
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本気でF1カテゴリのレースに挑戦したい方
→ 高精度・高応答な設計が武器になります。 -
細かいセッティングで車の挙動を追い込みたい方
→ サスペンションのジオメトリ調整や重量バランス調整が自由自在。 -
すでにF103/F104系のパーツ資産を持っている方
→ 拡張性が高く、既存のパーツを流用可能です。
逆に、RC初心者や「組み立てはちょっと…」という方には、完成済みのRTR(走行準備済)マシンの方が適しているでしょう。
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