【徹底解説】クトゥルフ神話TRPG『クトゥルフ・タブレット』全収録シナリオと追加データの魅力|時代別ホラーを横断できる万能ソースブック

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時代を超える恐怖を体験できる、異色のCoCシナリオ集

クトゥルフ・タブレット

『クトゥルフ・タブレット』は、クトゥルフ神話TRPGの世界を大きく広げるオムニバス形式のソースブックです。近未来SF、南北戦争、1920年代、現代、平安と、複数の時代・世界観を横断できる6本のシナリオを収録し、それぞれまったく異なる恐怖と物語を体験できます。さらに、ゾンビルフなどの追加モンスター、古い武器・奇妙な武器といったデータ類も搭載され、既存シナリオのカスタマイズにも活用可能。KPの準備を助け、PLに新たなロールプレイの幅を与える優秀な素材集です。本記事では、全収録内容の特徴、プレイ感、活用方法を専門的に解説します。

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クトゥルフ・タブレットとは?概要と特徴

『クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ・タブレット』は、現代から歴史、近未来まで幅広い時代を舞台にした“オムニバス形式”のソースブックです。1冊で複数ジャンルのシナリオが楽しめ、短時間で遊べるものから雰囲気重視のホラーまで多彩な構成が魅力です。
現代CoC、1920年代、南北戦争、平安時代、そして近未来と、他のサプリではあまり見られない多時代構成が特徴で、探索者作成や世界観設定の幅を一気に広げてくれます。また「ゾンビルフ」や特殊武器など追加データもバリエーション豊富で、KPにとってもシナリオの補強に最適な内容です。


収録シナリオの見どころ(Near Future〜平安まで網羅)

本書には、6つの短・中編シナリオが収録されています。
どれもクトゥルフ神話を軸にしつつ、異なる世界観・時代背景で遊べる点が最大の魅力です。

  • 血染めの月(Near Future):近未来技術×神話という異色の組み合わせ。SF的恐怖を味わえる構成。

  • 険しい道(南北戦争):歴史戦争という重厚な舞台で展開される探索物語。現代とは違う価値観や制約がプレイの肝。

  • 這い寄る影(Modern):現代日本・海外で遊べる王道系ホラー。初心者にもおすすめ。

  • モーリタニア(1920):黄金期の海外CoCを楽しむ軽中量級シナリオ。ロマンあふれる冒険にぴったり。

  • 海底の神殿(Modern):密閉空間・水中という強い恐怖テーマ。サバイバル性が高い構成。

  • 夢想の都(平安):和風ホラー×神話。幻想的な演出や神秘性が強く、他シナリオには無い独自の味わいがある。

時代ごとに雰囲気も難易度もガラッと変わるため、キャンペーンに挟む“味変シナリオ”としても優秀です。


追加ルール・データの詳細と活用方法

シナリオ以外にも、KP・プレイヤー双方で活かせる追加ルールが充実しています。

  • ゾンビルフ(Modern)
    ゾンビ×獣系の混成クリーチャーで、通常の怪物との差別化が楽しい。高速・群れ・感染といった要素を取り入れたホラーシーンに最適。

  • 古い武器・奇妙な武器(1920)
    1920年代の怪しい装備やアンティーク武器が新たに収録され、探索者の個性づけが非常にしやすくなる。
    特に歴史系シナリオと相性が◎。

この追加データを使うことで、既存のシナリオでも演出の幅を大きく広げられるのがポイントです。


クトゥルフ・タブレットが向いているプレイヤー・KP

本書は、以下のような人に最適です。

  • 多ジャンル・多時代のシナリオを一冊で手軽に回したいKP

  • 短め〜中編のバリエーション豊かなセッションを遊びたいPL

  • 歴史もの・SF・モダンと幅広い世界観が好きな人

  • キャンペーンの合間にサイドストーリーを挟みたい卓

  • 新しいクリーチャーや武器データで遊びたい人

とくにKPにとって“即使えるシナリオ素材集”としての価値が高く、読み物としても楽しめます。


本書の魅力と他サプリとの違い

『クトゥルフ・タブレット』がユニークなのは、
**「クトゥルフ神話という枠組みのまま、複数ジャンル/時代を自然に遊べる」**点です。

他のサプリはテーマが1つに絞られることが多い一方、
本書は1冊で以下すべてをカバーします。

  • 近未来SF

  • 歴史(南北戦争)

  • 現代ホラー

  • 1920年代冒険

  • 海洋ホラー

  • 和風平安ホラー

クトゥルフの“世界の広さ”を直感的に理解できる構成になっており、
プレイヤーにもKPにも新たな発想を与えてくれる一冊です。


6章 シナリオ「血染めの月(Near Future)」の魅力と攻略ポイント

近未来を舞台にした「血染めの月」は、テクノロジーとクトゥルフ神話の融合を楽しめるSFホラーです。
舞台は科学が大幅に発展した世界。宇宙・AI・生体研究といった“先端分野”が物語に深く関わり、神話存在との接触がよりリアルかつ危険な形で演出されます。
プレイヤーは高度な設備・データベース・未来技術を使える一方、それらが“恐怖のトリガー”として作用することも。解析やシステムハッキングなど技能の使い方が多様で、探索の自由度が高いシナリオです。

攻略ポイントとしては、「科学技術への依存が思わぬ破滅を招く」というクトゥルフらしい構造を理解し、過信しないこと。SF特有のスケールの大きい恐怖を味わえる一編です。


7章 シナリオ「険しい道(南北戦争)」の魅力と注意点

「険しい道」は、19世紀中期アメリカ南北戦争を背景にした歴史系シナリオです。
戦争という特殊な状況下での行動制限がリアリティを高め、逃げ場のない社会環境そのものが強烈なプレッシャーを生みます。
戦時下での物資不足、医療体制の不備、軍規、兵站など、現代では当たり前の環境が存在しないため、PLの発想が試されます。

また、神話存在との遭遇に備えた“武器の扱い”や“戦闘のリスク”が高く、歴史的背景に沿ったロールプレイが重要になります。
この時代ならではの価値観の違いがシナリオの味となり、他では味わえない緊張感と絶望感を堪能できます。


8章 シナリオ「這い寄る影(Modern)」の詳細とプレイ感

現代を舞台とした王道ホラー「這い寄る影」は、初心者から上級者まで楽しめるバランスの良いシナリオです。
都市部・郊外・学校・研究所など、現代ならではの生活空間で未知の存在が“侵食”していく恐怖がテーマ。
日常の中で少しずつ非現実が入り込む構造をしており、キャラクターの等身大の恐怖が描きやすいのが魅力です。

調査の流れがわかりやすく、技能の出番が豊富で、初心者卓にも適しています。
一方、奥行きのある恐怖演出が可能なため、上級者卓では演出次第でさらに深いホラー体験が味わえる高い柔軟性を持っています。


9章 シナリオ「海底の神殿(Modern)」の恐怖演出とサバイバル性

海中や沿岸の施設を舞台とした「海底の神殿」は、閉鎖空間ホラーの代表格です。
水圧・暗黒・酸素制限・逃走困難といった“自然そのものが敵”となるシチュエーションが強烈な緊迫感を生みます。
水中装備や機材の扱い、移動の制限などが探索の難易度を高め、神話存在との遭遇は致命的な危険を伴います。

サバイバル性が高いため、PLの慎重な判断と協力が必須です。
成功した時の達成感は大きく、スリリングな回を求める卓に強くおすすめのシナリオです。


10章 追加ルール/データの活用法(ゾンビルフ・武器データなど)

本書に収録される追加データは、既存シナリオのカスタムにも応用できる優秀な素材です。

  • ゾンビルフ(Modern)
    感染・群れ行動・強靭な肉体という特徴を持ち、モダンホラーに変異系クリーチャーの要素を加えられます。

  • 古い武器・奇妙な武器
    1920年代に限定される独特の武器データで、探索者の装備選択に個性を与えられる。
    クトゥルフらしい“扱いづらさ”も演出の一部となる。

これらを使うことで、KPは既存の公式・オリジナルシナリオに深みを加えることができ、卓全体の世界観を広げることができます。


まとめ:時代を超える恐怖を詰め込んだ万能ソースブック

『クトゥルフ・タブレット』は、
「クトゥルフ神話TRPGで、より多様な時代・世界観を楽しみたい」
という全プレイヤー・KPに応えてくれる、非常に価値の高い一冊です。

  • 近未来・南北戦争・1920・現代・平安を横断するシナリオ構成

  • 短時間で遊べるものから濃厚なホラーまで幅広いプレイ感

  • ゾンビルフ・特殊武器など追加データでカスタム性も向上

読み物としても、実践的な素材集としても優秀で、CoC卓の可能性をさらに広げてくれます。

(ログインテーブルトークRPGシリーズ)

 

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