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作るほどに評価が高まる、ベルキット渾身のGRヤリス

ベルキットから登場した1/24スケール「トヨタ GR ヤリス ラリー1 ハイブリッド WRC 2023 ラリー・メキシコ ウィナー」は、実車考証と作り応えを重視するモデラー向けの本格派キットです。2023年WRCを制した勝者のマシンを忠実に再現し、精密な足回りや複雑な空力パーツ、情報量の多いデカール構成が大きな魅力。本記事では組み立て難易度や塗装・仕上げのポイント、完成後の満足度までを詳しく解説し、このキットがどんな人に向いているのかを明確にします。
1. ベルキット 1/24 トヨタ GR ヤリス ラリー1 ハイブリッドとは?
『ベルキット 1/24 トヨタ GR ヤリス ラリー1 ハイブリッド』は、WRC最高峰クラス「ラリー1」規定の現代マシンを1/24スケールで再現した未塗装プラスチック組み立てキットです。完成時全長は約176mm。完全新金型により、ボディの迫力、シャーシ下面の機構表現、コクピットの情報量まで高密度に設計されています。
ディテールアップ用エッチングパーツ、ウインドウ枠用マスキングシート、大型デカールが付属し、素組みでも完成度が高く、作り込めば上級者向けの表現にも応える構成。現代WRC車両を“作って楽しむ”ための決定版的キットです。
2. 実車解説|トヨタ GR ヤリス ラリー1 ハイブリッド
実車は2022年から導入されたラリー1規定に基づくハイブリッドWRCマシン。高剛性シャーシと電動ブーストを備え、空力と信頼性のバランスが重視されています。市販GRヤリスとは異なり、専用ボディワーク、サスペンション、駆動系を採用し、ラリー特有の路面変化に対応。
キットでは、その特徴である大型リアウイングやオーバーフェンダー、グラベル向け足回りのニュアンスが的確に反映。現代WRCの技術的到達点を模型で理解できるのも魅力です。
3. 2023年ラリー・メキシコ優勝車の再現ポイント
本キットは2023年ラリー・メキシコ優勝車をモデル化。高地・高温のグラベルという過酷条件に合わせたサスペンション表現や、砂塵を想起させる車高感・下面ディテールが見どころです。
マーキングは、優勝ドライバーセバスチャン・オジェ(#17)に加え、#33、#69、勝田貴元(#18)の4種を用意。選択肢が多く、同一キットで異なる“勝ち方”を表現できる点も、作例展開の幅を広げます。
4. ドライバー&カーナンバー選択の魅力
本キットの大きな特徴の一つが、4種類のカーナンバーを選択できる自由度です。優勝車を象徴する**セバスチャン・オジェ(#17)はもちろん、#33、#69といった別仕様、さらに日本人ファンには見逃せない勝田貴元(#18)も再現可能。
同じボディでも、選ぶドライバーによって“物語性”が変わるのがWRCモデルの醍醐味。応援している選手や、作例映えを狙った番号選択など、製作前のプランニング段階から楽しめます。
5. 完全新金型キットとしての完成度
BEL026は完全新金型で設計されており、近年のベルキットらしいシャープさと情報量が両立しています。パネルラインやエッジは立体感が強く、実車写真を参照した際の“納得感”が高いのが印象的です。
新金型ならではの精度により、仮組み段階でのパーツの合いも良好。修正作業に追われにくく、ディテールアップや塗装表現に時間を割ける点は、完成度を重視するモデラーにとって大きなメリットです。
6. ボディ造形の見どころ
ボディは、ラリー1マシン特有のワイド&ローなプロポーションを忠実に再現。オーバーフェンダーの張り出しや、大型リアウイングの存在感が、完成後の迫力を大きく左右します。
また、実戦車両らしい機能美が強調されており、単なるスポーツカー模型とは一線を画す造形。研ぎ出し塗装でクリーンに仕上げるも良し、汚し表現でグラベル感を強めるも良しと、仕上げ方向によって印象が大きく変わるのも本キットの魅力です。
7.組み立て難易度と必要な工具・スキル
本キットの組み立て難易度は、中〜上級者向けといえる内容です。理由は、ベルキット特有の精密なパーツ分割と、実車考証を重視した構造にあります。特にサスペンション周りやエンジンルーム内の補器類は、パーツ点数が多く、仮組みをしながら慎重に進める必要があります。
最低限必要な工具としては、ニッパー、デザインナイフ、ヤスリ各種に加え、ピンセットと流し込み接着剤が推奨されます。また、デカール貼りではマークセッターやソフターを使うことで、複雑な曲面にも密着させやすくなります。初ベルキットの場合、足回り→内装→外装の順に確実に仕上げる工程管理が完成度を左右します。
8. 塗装・デカール仕上げのポイント
本モデル最大の見せ場は、2023年ラリー・メキシコ優勝車ならではの赤・白・黒を基調としたTOYOTA GAZOO Racingカラーです。ホワイト部分は隠蔽力の高い塗料を選び、下地処理を丁寧に行うことで発色が大きく向上します。
デカールは細かく、貼り込み量も多いため、一気に貼らず、1日数面ずつ進めるのが理想です。特にフロントバンパー周辺やリアフェンダーのデカールは位置決めがシビアなため、説明書の図と実車写真を照らし合わせながら作業すると失敗を防げます。クリアコート後に軽く研ぎ出しを行えば、実車さながらのラリーカー特有の艶感が再現できます。
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9. 完成後の満足度とコレクション価値
完成後の満足度は非常に高く、「作った達成感」と「飾る喜び」の両方を味わえるキットです。GRヤリス ラリー1 ハイブリッド特有のワイドボディや空力パーツが1/24スケールでも強烈な存在感を放ち、ショーケース映えも抜群です。
また、2023年ラリー・メキシコ優勝車という明確なストーリー性を持つ点も、コレクション価値を高めています。今後WRC世代交代が進むほど、この“初期ラリー1ハイブリッド世代”のマシンは資料的価値も増していくでしょう。ベルキットらしい硬派な作りを楽しみたいモデラーにとって、本キットは長く手元に残したくなる一台です。
10. 総合評価|ベルキットらしさが詰まった決定版GRヤリス
ベルキット 1/24 トヨタ GR ヤリス ラリー1 ハイブリッド WRC 2023 ラリー・メキシコ ウィナーは、精密さ・再現度・作り応えの三拍子が揃ったハイレベルなプラモデルです。パーツ点数は多めですが、その分完成時の情報量は圧倒的で、量産キットでは味わえない“競技車両を組み上げた感覚”を楽しめます。
特にラリー1世代特有の複雑な空力パーツやハイブリッドマシンならではの構成が、模型として破綻なくまとめられている点は高評価。組み立て・塗装・デカールすべての工程で、モデラーの技量が素直に反映される良キットといえるでしょう。
11. こんな人におすすめ
本キットは、以下のようなモデラーに特におすすめです。
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WRCマシンを本格的に再現したいラリーファン
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タミヤ等の一般的な1/24ラリーカーを一通り経験済みの中〜上級者
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デカール貼りや研ぎ出し仕上げを楽しみたい人
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トヨタGAZOO RacingやGRヤリスが好きな方
一方、プラモデル初心者や「サクッと完成させたい」タイプの方にはやや難易度が高いため、ステップアップ用キットとして選ぶのが理想的です。
12. まとめ|作るほどに評価が高まる“勝者の一台”
ラリー・メキシコという過酷な舞台を制した勝者のマシンを、ここまで緻密に再現できる1/24キットは貴重です。ベルキットならではの硬派な設計思想が随所に感じられ、完成後には確かな満足感が残ります。
単なる「GRヤリスの模型」ではなく、2023年WRCを象徴する一台を形にする体験ができる点こそ、本キット最大の魅力。時間をかけてじっくり取り組む価値のある、完成度重視派モデラー必携のプラモデルです。



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