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重ゲーは重い…でも軽すぎるのは物足りない人へ。60〜90分で“GWTらしさ”を味わえる最適解

名作重量級ボードゲームとして知られる「グレート・ウエスタン・トレイル」シリーズに、ついに入門編が登場しました。本作『エルパソ』は、シリーズの魅力であるデッキ構築やルート管理の面白さを残しつつ、プレイ時間を60〜90分に短縮。妨害要素を抑えたことで、初心者やソロプレイヤーでも遊びやすい設計になっています。本記事では、旧作との違い、実際の評価、やめとけと言われる理由まで正直に解説。自分に合うゲームかどうか、購入前にしっかり判断できる内容をお届けします。
① グレート・ウエスタン・トレイル:エルパソとは?|シリーズ入門編としての位置づけ
『グレート・ウエスタン・トレイル:エルパソ』は、名作重量級ボードゲームとして知られる「グレート・ウエスタン・トレイル(GWT)」シリーズを、より短時間・より遊びやすく再設計した入門編です。
従来作が持つ「牛デッキ構築」「ルート管理」「建物・労働者の成長」といった中核システムはそのままに、プレイ時間を60〜90分へ圧縮。複雑な妨害要素を抑えることで、初心者でも全体像を把握しやすくなっています。
舞台はシリーズおなじみの西部開拓路線の中でも「太陽の街・エルパソ」。円形ルートを周回しながら牧場経営を進める構造は、GWTらしい達成感を残しつつ、初回プレイのハードルを大きく下げています。
「気になっていたけど重そうで手を出せなかった」という層に向けた、公式な“入口”作品と言えるでしょう。
② 基本情報・対応人数・コンポーネント概要
本作の基本スペックは以下のとおりです。
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プレイ人数:1〜4人
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プレイ時間:60〜90分
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対象年齢:12歳以上
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ゲームデザイン:Alexander Pfister / Johannes Krenner
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箱サイズ:188×272×65mm(シリーズ中かなりコンパクト)
特筆すべきは、ゲーム盤が布製プレイマットになっている点。折り目のストレスがなく、セットアップもスムーズです。
また、プレイヤーボードや各種タイルも小型化されており、「重量級ユーロ=場所を取る」というイメージを良い意味で裏切ってくれます。
カードサイズは44×68mmで、家畜カード・労働者カード合わせてかなりの枚数があるため、スリーブを使う場合は事前準備しておくと安心です。
全体として、持ち運びやすさ・収納性はシリーズ随一と言って差し支えありません。
③ ゲームの流れと基本システムをわかりやすく解説
ゲームの基本的な流れは、「移動 → 強化 → 配送 → 得点」を繰り返す構造です。
プレイヤーは牧場主となり、円形のルートに沿ってコマを進めていきます。途中のマスでは、労働者を雇ったり、建物を建てたり、市場でより強い牛カードを購入したりと、自分のデッキとエンジンを強化していきます。
エルパソに到着すると、手札の牛を使って配送を行い、お金と勝利点を獲得。その後は再びルートを周回し、より効率的な動きや高得点を狙っていきます。
従来作と比べると、
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処理が複雑だった要素は簡略化
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他プレイヤーへの直接的な妨害は控えめ
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「何をすれば強くなるか」が直感的
といった調整が入っており、初プレイでも迷いにくい設計です。
それでいてGWTらしい「積み上げ型の気持ちよさ」はしっかり残っており、軽量化と満足感のバランスが非常に良いのが特徴です。
④ 旧作(第2版)グレート・ウエスタン・トレイルとの違いを比較
本作「エルパソ」は、従来の『グレート・ウエスタン・トレイル 第2版』をそのまま軽くしたゲームではありません。
あくまで「体験の核を残しつつ、不要な複雑さを削ぎ落とした再設計版」という位置づけです。
主な違いは以下の通りです。
-
妨害要素が大幅に減少
他プレイヤーの動きを強く縛る要素が少なく、ストレスが溜まりにくい -
ルール把握が圧倒的に簡単
初回プレイでも全体像を理解しやすい -
プレイ時間が短い
第2版が120分前後かかるのに対し、エルパソは60〜90分で完走 -
戦略の枝分かれは控えめ
深掘りよりもテンポと分かりやすさ重視
その結果、「読み合い」「重い計算」「他人の妨害を乗り越える楽しさ」は薄れていますが、
代わりに“GWTらしさを安全に体験できる”設計になっています。
⑤ 実際に遊んで感じた良い点・高評価ポイント
エルパソが高く評価されている理由は、単に「軽いから」ではありません。
まず大きいのが、テンポの良さと手番の気持ちよさです。
移動→強化→配送という流れが非常にスムーズで、「次は何をすべきか」が常に見えています。
特に評価したいポイントは以下。
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初回から“回っている感覚”が得られる
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ソロプレイ(ボット)が分かりやすく、完成度が高い
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セットアップ・片付けが速い
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布製マットで視認性・没入感が高い
また、シリーズ経験者からも
「短時間でもGWTのエンジン構築感を味わえる」
「平日夜に回せるGWT」
といった声が多く、“重ゲーの代替”ではなく“用途が違う一本”として評価されています。
⑥ 悪い点・注意点|「やめとけ」と言われる理由はここ
一方で、本作が合わない人がいるのも事実です。
「やめとけ」と言われる理由は、主に以下の点に集約されます。
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重ゲー好きには物足りない
戦略の奥深さや分岐は第2版ほどありません -
インタラクションが弱め
他人を出し抜く・妨害する楽しさは控えめ -
拡張や混ぜ遊びが不可
他のGWT作品と組み合わせて遊べない -
慣れると展開が似やすい
リプレイ性は“ほどほど”
つまり、
「がっつり2時間以上の重量級を求める人」
「強い駆け引きや妨害が好きな人」
には、正直おすすめしづらいです。
ただし逆に言えば、
“それらが苦手な人に向けて調整された作品”でもあります。
この点を理解せずに買うと「期待と違った」と感じやすいため、ここは購入前に必ず押さえておきたいポイントです。
⑦ どんな人におすすめ?おすすめできない人
おすすめできる人
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グレート・ウエスタン・トレイル未経験者
ルール量が整理されており、「何をすればいいか」が常に明確。シリーズ初体験に最適です。 -
中量級ユーロが好きな人
重すぎず軽すぎない、ちょうどいい戦略感とプレイ時間。 -
平日夜・短時間で満足感を得たい人
60〜90分でしっかり“遊んだ感”が残ります。 -
ソロプレイも重視する人
1人でも成立する完成度の高さは大きな魅力。 -
持ち運び・収納性を重視する人
箱が小さく、布マットで準備も楽。
おすすめできない人
-
重量級ユーロ至上主義の人
先読み・最適化・複雑な分岐を楽しみたい人には物足りません。 -
強いインタラクションや妨害が好きな人
直接的なぶつかり合いは控えめです。 -
拡張込みで長く遊びたい人
単体完結型のため、拡張での拡張性はありません。
👉 結論としては
「GWTが気になっていた人」「重すぎるゲームに疲れてきた人」には強くおすすめ、
「重ゲーだけを求める人」にはミスマッチ、という分かりやすい棲み分けです。
⑧ ソロ・少人数プレイ(1〜2人)の評価
本作は少人数・ソロ適性が非常に高い設計です。
ソロプレイ(1人)
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ボットの処理が簡潔で、流れを止めにくい
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自分のエンジン構築に集中できる
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スコア目標が明確で、達成感がある
特に評価されているのは、
「ソロ用なのに“作業感”が少ない」点。
ルート管理とデッキ構築が自然に噛み合い、1人でもGWTらしい成長曲線を楽しめます。
2人プレイ
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ダウンタイムがほぼなく快適
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ルートの詰まりが少なく、ストレスが少ない
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自分の戦略を伸ばしやすい
3〜4人になると多少インタラクションは増えますが、
最もバランスが良いのは1〜2人と感じる人が多いでしょう。
⑨ 他の入門向けボードゲームとの比較
入門向け・中量級ボードゲームの中で見ると、本作の立ち位置はかなり明確です。
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超軽量ゲームとの違い
運要素に頼らず、「選択の積み重ね」が結果に直結。
初心者向けでも“考える楽しさ”はしっかりあります。 -
重量級ユーロとの違い
ルール量・処理負荷を大胆にカットし、テンポ重視。
脳の疲労度が段違いに低い。 -
他の入門ユーロと比べて
デッキ構築+ルート移動という個性が強く、
「どこかで見たゲーム」になりにくい。
特に優れているのは、
「ステップアップ前提ではなく、単体で完結して満足できる」点。
入門用なのに“卒業前提”ではないため、
長く手元に残る可能性が高いゲームです。
⑩ 総合評価|グレート・ウエスタン・トレイル:エルパソは買いか?
総合評価:★★★★☆(4.3 / 5.0)
『グレート・ウエスタン・トレイル:エルパソ』は、
「名作重量級のエッセンスを、現代的な遊びやすさに落とし込んだ成功例」です。
重厚な戦略性や強いインタラクションを削った代わりに、
-
60〜90分で完走できるテンポ
-
初回から理解しやすい設計
-
ソロ・少人数でも高い満足感
を実現しています。
そのため本作は、
“GWTを知るための簡易版”ではなく、
“用途が違う、もう一つの完成形”と考えるのが正解です。
✔ 重いゲームに疲れてきた
✔ 平日夜でも回せる中量級が欲しい
✔ ソロでもしっかり楽しみたい
こうしたニーズを持つ人には、安心しておすすめできる一本です。
一方で、重ゲー特有の読み合いや妨害を求める人は、素直に第2版を選びましょう。



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